しかし残念ながらこの伝統の美しさは、私たちの生活とは少し離れたところに存在しています。 日本人なら誰でも知っているのに、遠くなりつつある伝統美……
青井英美はその価値を自分で確認するかのように、屏風や掛け軸などのオリジナルアート作品を 次々と発表。日本、台湾、ハワイ、イタリアなどで個展を開き、その独自のジャポネスク感覚が 注目を集めました。 そして1995年、「海外に向けて日本文化を発信したい」とハワイにアートブランド<EMI
AOI>を 現地法人で設立。屏風、掛け軸、ドレス、アクセサリー、インテリア小物などのオリジナル作品を デザイン・プロデュースしています。  |
日本の伝統美にあらためて気づいたのは、外国人の感性だった のかもしれません。洋風のインテリア空間に飾られた”和”の 美しさは、日本人である私たちの目に斬新かつモダンに映り ました。 そして今や世代を超えた”和風”ブーム。しかし骨董や高名な 作家の作品は高価な上に、現代の私たちの生活空間にはちょっと 重い感じ。日本はもとより世界中の人々に、もっと気軽に日本の 伝統美を楽しんでほしい……そんな作者の想いから 『JAPANESQUE
ART』は生まれました。 | 日本には”表装”という伝統的な技術があります。これは絵や書を、布や和紙を使い、美しく引き立てることです。 美しい絹の布や着物地、手漉きの和紙など、日本には生活を彩る素晴らしい素材がたくさんあります。
それらの伝統的な素材にモダン感覚をプラス。障子や掛け軸といった伝統的なアイテムが、ベッドやテーブルの ある空間にも映える、アーティスティックな作品として新たな輝きを放ちます。 現代生活を彩る伝統美
……世界を舞台に活躍する青井英美だからこそ、その美しさを引き出せるのではないでしょうか。 |